<整理・整頓>

今年の年賀式は

『幸せな年にするために』

―整理整頓が人生を決める

と題してお話しをさせていただきました。今日はその続きです。

整理整頓することで、私たちの人生はなぜ幸せになるのでしょうか? そもそも幸せとはどういう状況をいうのでしょうか?

私たちは生きていく中で、物質的にも精神的にも日々色々な問題(課題)に出くわします。本当は出くわしたくないのですが、生きている以上どうしても避けることが出来ません。

問題(課題)に直面したときの選択肢は『逃げる』か『対処する』の何れかしかありません。

逃げた場合、しばらくして必ず同じ問題が再燃してきます。私自身、色々理由をつけてその時はうまく逃げたように思っても、後にもっと大きな問題となってしまい、その対処にとても難儀したことがあります。

いつまでも解決しない同じ課題に振り回されて生き続けなければならない人生は、幸福とは言えないでしょう。従って直面した課題の解決策は最終的に『対処する』(=逃げずに取り組む)以外に方法はないのかもしれません。

次に、5Sの最初に来る言葉『整理』についてその意味を考えてみたいと思います。辞書で調べると、整理とは「要るものと要らないものを区別すること。」とあります。“理”は原理、道理、倫理など、ものの本来あるべき姿のことを表しますので「原理原則、ものの道理に則ってあるべき姿に整える」ことが『整理』と言い換えることが出来るのと思います。

人間は生身の弱い生き物ですから、ついつい本能のおもむくままに進んでしまい、気づくとあるべき姿から離れてしまっていることがあります。そんな時、自分自身の考え方や行動を原理原則と照らし合わせて、何が必要で何が不要かを判断し、不要なものを捨てるという勇気ある実践が必要なのではないでしょうか。

判断と実践をせず、すべてをゴチャゴチャに詰め込んだ重い荷物を丸ごと背負って進む人生は、苦痛でこそあれ幸福とは呼べないでしょう。『整理』する真の目的は、幸せになるために身も心もスッキリすることではないかと思います。

さあ新たな年がスタートしました。スッキリ・イキイキした一年にして参りましょう!