<歩み>

八〇周年記念イベントは皆さまご協力のお陰で、私自身忘れることのできないとても素晴らしい会となりました。節目となる時を共に過ごすことが出来たことは本当に有意義でした。そして、何よりも私たちT&Aを支え続けていただいている諸先輩方、全関係者の皆さまに心より感謝申し上げたいと思います。

本日は、もう一度私たちの歴史を少しだけ振返ってみます。

東亜鍛工所・創業

一九三七年守谷吉栄が名古屋市で創業。工業部品をつくっていました。その後すぐに第二次大戦(一九四一~一九四五年)。海軍軍人として従軍していた守谷吉栄は、広島の呉で終戦を迎え、幸運にも生きて帰還。混乱の名古屋で不足している鍋・釜などを生産し会社の再生に取組みました。

高度成長期

朝鮮戦争(一九五〇年)以降敗戦の混乱期を脱し、日本経済が高度成長期へ移行。東亜鍛工所も徐々に仕事が増えて行ったものと思われます。前会長・渡部宏が入社したのが一九五九年。そしてその翌年一九六〇年に三重工場(現・東亜鍛工所 本社)が設立されました。

新井工業設立

お客様のご注文が少しずつ増える中一九七四年、工場を新潟県新井市に設立されました。一部お客様からの出資も受け、地元の地名をいただいた新会社がスタートしました。

当時の東亜鍛工所へは新潟から多くの方が出稼ぎに来られていました。新たな工場建設を考えたとき、わざわざ遠方へ稼ぎに出なくても、自宅から通える場所に工場があっても良いではないか。という当時の社長の思いが工場建設に繋がったと聞いています。

成長と危機

先人達が歩んできた過去を調べてみると、戦中戦後の混乱、工場が水没してしまった伊勢湾台風など自然災害、経済変動による大不況、労働災害、品質事故、など大小数々の危機に直面してきたことがわかります。できれば避けて通りたい出来事にある日突然出くわしながらも、決してひるまず正面から対峙した先人達の思いと覚悟を私たちはしっかりと受け継ぎ、T&Aの更なる歩みを刻んでまいりたいと思います。

次は七年後にARAIの五〇周年を迎えます。美味しい酒を酌み交わせるよう皆さんと共に成長してまいりましょう。