<安心工場>

今年の年始は、「安心して生産できる工場づくり」と題してお話させていただきました。今日は、何故 “安心工場づくり”なのか?についてお話をいたします。

昨年の八十周年行事の当日、突発トラブルが発生し、十名の社員さんが急遽宴会参加を取りやめ、その対応にあたってくれました。その結果、この記念写真には本来いるべき人たちが写っていない写真となってしまいました。

八十年に一度しかない記念行事に多くの社員さんを参加さえてあげられなかったことを、私は大変申し訳なく思い、大いに反省をいたしました。そして二度とこのようなことを起こさないようにしなければならぬと心に誓いました。

さて、昨年は2S+1S(整理・整頓+清掃)の向上をめざして一年間取り組んできました。その結果、T&A全グループが四視点評価ポイントを上昇させるなど、見事な成果に繋がりました。そして、今年も引き続き皆さんと一緒に2S+1S活動に取り組んでまいりますが、その目的を「安心して生産できる工場づくり」としました。そしてその為に必要な成果として、「突発トラブル削減」を目標とすることにします。

インフラ、機械、金型、工具、など、いつも快調であるべきものに突然予測もしないトラブルが起こると、私たちは心の準備ができていないので、ついついうろたえて、慌ててしまいます。そして今度はそれが引き金となって、通常では起きないような怪我や品質異常などを誘引して、ますます混乱を招く結果となってしまいます。

こんな浮足立った状態では安心して生産活動ができるわけありません。

私たち自身の身体も同様です。例えば、ある朝 目を覚ますと、利き手が動かなくなっていたとします。とても驚き、慌てますが、もう一方の手は動くので、朝食は利き手でない方の片手だけで取ります。当然、時間もかかるし上手くいきません。食べ物はこぼれるし、そのうち食器を落として割ってしまいます。

こんな悪夢のような突発事故を防ぐため、原点に立ち返り、私たちT&Aの利き手をいつもベストの状態にすることであるべき正常な姿、

“安心できる工場づくり”

に一生懸命取り組んでまいりたいと思います。