<“思い”の持つパワー>

平昌オリンピックが始まりました。今日は女子スキージャンプの高梨選手についてお話いたいと思います。

四年前のソチオリンピックで彼女はメダル確実と言われながらもかなわず、四位におわりました。そのとき彼女は涙を流しながら、「すごく悔しい。でもそう思うくらいならもっと成長してまたこのオリンピックにかえってきたい」と語っていたことを今でも記憶しています。

そして今回は見事銅メダルを獲得し、次のようにインタビューで語りました。

「ソチオリンピックでの悔しさをバネにこの四年間頑張ってきた。そして最終的に自分を信じることが出来、無心で飛ぶ事が出来た。」

彼女は “成長したい”という強烈な願望を心に抱きながら見事にその思いを実現させたのです。

高梨選手はさらに続けます。「今回金メダルに届かなかったのは、自分がまだその器ではないから。これでまた新たな目標が出来たので、更に学びながら成長していきたい。」

四年前の四位から順位でいえば一つ上がっただけですが、彼女の自分を信じる力は、桁違いに大きくなったように感じました。四年先、彼女はさらに金メダルへ近づくことでしょう。

このように、“思い”というものにはとても強い力が秘められているようです。

パナソニックの創業者で経営の神様と言われた松下幸之助は、ある講演会で、「どうしたらあなたのように素晴らしい余裕のある経営が出来るようになるのか?」と質問を受けました。しばらく考えて「そうしたいと思わんとアキマヘンなぁ」と答えたので、聴衆の失笑を誘ったそうです。

“何をすればよいか”という方法論ではなく、こうしたいと強く思うことこそが一番大事であることを伝えたかったのだといわれています。

また、ウイリアム・ジェームスというアメリカの哲学者がその昔、次の言葉を残しました。

思いが変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

 私たちも強くそして正しい思いを高々と掲げ、更に素晴らしい人生を築きあげられるよう日々精進して参りましょう。