今日はT&A存在意義の行動指針「他者を尊重」と「自分磨き」について考えてみます。
この二つの目指す先には、私たちが他者から「ありがとう」と言ってもらえる仕事(行動)が出来るようになることがあります。つまり、自分のためではなく、他者への役立ちに、どれだけ沢山自責で行動をしたかで、私たちが得られる「ありがとう」の数も決るということです。
他者を尊重するレベルをザックリ四つに分けてみました。
レベル0(我利・我利)
他者のことは全く考えない。
利己心100%…詐欺、泥棒
レベル1(利己→利他)
他者に目配り気配りしながらも自分中心。
利己心99% 以下
レベル2(利他→利己)
自分のことは後にする
利己心49% 以下
レベルMAX(利公=無私)
すべては他者のために
利己心0%=利他心100%
生身の人間である以上、レベルMAXで行動することは困難なことだと思います。私は、日々の反省を通して、あたかも“神の領域”のような行動はできていないことを痛感しています。しかし一方で、他者を押しのけ踏みつけて自分のことを最優先に考え行動しているかというと、そうではありません。多くの私たちはレベル1―2で日々行動しているような気がします。
我利・我利レベルでは、手っ取り早く多くの物的利益を得られたとしても、他者からは一切「ありがとう」を得られないことでしょう。その代わりに多くの非難や罵倒をあびせられることになるかもしれません。利公・無私レベルでは、手っ取り早く得られる物的利益はありませんが、得られる多くの「ありがとう」がいずれ共感の渦を生むことでしょう。
与えられた命を守るために、私たちには自己中心的考え方が本能に備わっているように感じます。人生の目的が、只生き永らえるだけであれば、それで良いかもしれません。しかし一人の力では達成することが難しい仕事を成功させようと思うと、他者の力を結集できる、より高いレベルの考え方と行動が必要になるはずです。レベルアップするための“自分磨き”を重ねたいと思います。