<最初の一歩>

千里の道も一歩から。どんなに困難な事でも、自ら最初の一歩を踏み出し歩み続ければ必ず思いは叶う。という意味ですが、今日は世界の都市で最も影響力があると言われている米国ニューヨーク市のお話をいたします。

一九九〇年。今から三十年ほど前のニューヨークはとても治安の悪い街でした。重大犯罪(殺人、強姦、重要障害、重要窃盗等)が年間七〇万件を超えていました。

そんな中、新市長に就任したジュリアーニさん(一九九三年―二〇〇一年在任)は、ニューヨークを安全な街に変えたいと思いました。

毎日発生する凶悪な犯罪を無くすためにジュリアーニさんが踏み出した第一歩は、落書きを消す。割れた窓をなおす。といった、実に小さなことでした。そして、この“いたずら”とでもいえるような小さな犯罪を徹底的に取り締まることに力を入れ続けることにしました。これは「小さな乱れを放置すると、それが大きな乱れを呼ぶことになる」という市長の考えに基づいた政策です。これは後に「割れ窓理論」と呼ばれるようになりました。

その結果、二〇〇〇年には、犯罪件数が七五%減の十九万件まで改善しました。

目の前に立ちはだかる問題を解決しようとするとき、壁が高すぎて何から手を付ければ良いのか判らず困惑することがあります。また、どうしても叶えたい夢があっても、そのために何をやればよいかわからないこともあるかもしれません。こんな時、私たちは身の回りにあるモノや現象のちょっとした乱れを放置せず、本来あるべき姿に戻すことから始めればよいのかもしれません。

私たちT&Aは2S+1S活動に取り組んでいます。この活動の意義は、困難な課題の解決や、大きな夢を実現など、私たちが描く「こうしたい!」という強い思いを実現に導くことではないかと思います。

小さなことから始めることの重要性を説く言葉に次のようなものもあります。「成功は、小さな努力の積み重ね」

「卓越したことは、一〇〇〇の細かいことがあればこそ可能になる。」

どんなに小さな事であっても正しさを追求し、それを貫き通すことが、夢実現の強力な武器獲得に繋がるのであろうと思います。