<“なぜ”の腹落ち>

当社では、二〇一五年以来、リーダーの皆さんが日常の課題を持ち寄り、どうずれば改善できるかについて語り合う場を設けてきました。

活動は二ヶ月に一度、工場稼働が無く静かな土曜日に十人程度のリーダーさんが集い、コンサルタントの先生にファシリテートしていただきながらのワークショップ形式です。

“リーダーの存在意義”、 “良好なコミュニケーション”“効果的なミーティング”“5W1HのWHY(なぜ?・意義・目的)の大切さ”・・・等々、

小手先の解決手法や口先だけでテクニックだけの学びにならぬよう努め「何故この課題を放置してはいけないのか?」「コミュニケーションは何故必要なのか?」といった根源的な「なぜ?」を深掘りすることに重点を置いて進めてきました。

この活動を通じて学んだことを実践に移したリーダーさんの中には、苦戦していた部門の課題が突然解決に向かって大きく前進をし始める瞬間が訪れることがありました。何故そのような突然の変化が起こるのだろう?と不思議に思っていましたが、次のようなメカニズムであることに気付きました。

①   課題解決の真の理由が自分自身の腹に落ちる

②   自分はどうしても解決・改善したい(リーダーの強烈な思いと強い責任感)

③   他者が共感(なぜ?の共有)

④   力が結集

⑤   行動が変わり継続する

⑥   結果が変わる

⑦   自信を持てる

⑧   さらに改善が進む

昨年TOAで達成した流出クレームゼロ件の偉業は、まさにこれに当たると思います。

課題をどのように捉えて自ら行動するかで結果は変わってくるのだと思います。つまり

一、「なぜ」の腹落ち

二、自らの強い思い

三、強い責任感と当事者意識。

四、他者との「なぜ」の共有

この四つを実践したリーダーさんが、課題解決や目標を達成させることができました。

この五年間で、参加者の中には、今まで以上に他者から頼りにされ、より一層人間的な魅力が増したリーダーさんへと成長された方々がいます。

「何故の腹落ち」の威力と共に、仕事の成果というものは、人間性の進化にも比例することを私たちは学ぶことができました。